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祖母への弔辞-2008.1.4

【孫から祖母への弔辞】

祖母との関係はこちらの日記参照→http://plaza.rakuten.co.jp/mameclub/diary/200801080000/

皇紀2600年

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    弔 辞


おばあちゃん、長い間お疲れ様でした。


おばあちゃんとは昨年の五月に会ったのが最後になってしまいましたね。
その頃、おばあちゃんの具合が大変悪いと聞き、横浜からかけつけお見舞いに行ったのですが、
病院に着く頃には少し良くなったとの事で、目をあけて私の事をまっすぐ見てくれましたね。
何も言わなかったけれど、私が来たのを喜んでくれたのでしょうか。

その後は、ずいぶん体調が良くなったと聞いたので安心し、
それならきっと百歳以上 長生きできるのではと思っていたのですが…残念です。


私が幼い頃は絵を描くのが好きで、おばあちゃんの家に行った時も、
裏が白い広告をもらってはよく絵を描いていました。
描いた絵をおばあちゃんにみせると、いつもすごく驚いた顔をして
「こんなに上手に描いたか」と
褒めてもらえるのが嬉しく、何枚も描いて見せました。
おばあちゃんの、その驚いた顔が大好きで、今も目に浮かびます。

その後、私が中学生くらいになると、
会う度に、「◯◯◯ か?」と、
従姉妹の◯◯◯さんと『◯』が同じだけなのに、よく間違えていましたね。
孫が大勢いて、私は末の孫ですから無理もないでしょうが…
今はどこかで聞いていて『◯◯◯』だと判ってくれているでしょうか。

おばあちゃん、
◯◯の娘の◯◯◯が来たよ。

これまで、おばあちゃんの苦労話は聞いた事はありませんが、
細く小さな身体で、今のように便利な物の無い時代から、畑仕事に家の仕事に、
苦労を苦労と思う間もなく働いてこられた事と思います。

それなのに、孫として私からは何も孝行できませんでしたが、
どうかおじいちゃんと二人で、これからも見守っていて下さい。


おばあちゃん、さようなら。
心からご冥福をお祈りします。

   平成二十年 一月八日
          孫 ◯◯ ◯◯◯

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なんとか

【祖母との思い出】を絞り出し…

・絵を褒めてもらった事。
・よく他の従姉妹と名前を間違えられていた事。
(通常マイナスイメージだと思うけど、本当だから仕方ないです。)

【祖母の業績】を織り交ぜ…

・長生きした
・子孫を大勢残した
・農業、家事を頑張った

完成しました!

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※父からは、特に祭壇に供えたりもしないから、正式のではなく、普通の封筒+便せんに書いてくれば良いと言われましたが、
一応、
A4和紙(インクジェットプリンタ対応)に楷書フォントで縦書きでプリント(色は薄墨)+白い雲竜和紙の封筒(表書きの「弔辞」は薄墨で手書き)で持って行きました。
結局、読んだ後にお坊さんが受取り、祭壇に供えたので、多少体裁を整えて正解でした。
一番良いのは手書きだとおもいますが、字に自信がないので…。

※【ご冥福をお祈りします】は宗派によって使えない事もあるそうなので、注意。
ちなみに祖母の葬儀は臨済宗のお寺でした。



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